【コラム】地図は必ず存在する

GW、皆さんどのように休暇を楽しまれたでしょうか?
家族や友だちで出かけたり、レジャーや買い物、部屋の片づけ、読書等々、それぞれにリフレッシュされたことと思います。

 

さて大型連休が終わったこの時期、「五月病」に罹る子どもたちのことを耳にします。最近この「五月病」の低年齢化が進んでいるといいます。そもそも「五月病」は、一般に大学生や社会人がなるものと言われていました。

 

それは大学に入りたての学生や新社会人が新しい世界に飛び込み、ひと段落する五月の頃知らずしらずのうちに蓄積されていた心身の疲れや、新しい環境や人間関係についていけないストレスのせいで、やる気が出ない、ふさぎこんでしまうなどの状態になるもの。ところが最近では、中学生、高校生のみならず、小学生、幼児へと低年齢化が進んでいるといいます。

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実際には、「五月病」という病気はなく、医学的には「適応障害」や「気分障害」といった精神疾患の一部と考えられています。低年齢化がみられる原因の一つとして、緊張を強いられる場面が多い現代の社会情勢を指摘する専門家もいます。症状は下記など。 

 

□朝、なかなか起きられない

□学校に行きたがらない

□食欲がない

□表情が乏しくなった。笑わらない

□不機嫌になりやすい

□今まで好きだった遊びや物に興味を示さなくなった

□一人になりたがり、一人で部屋にいる時間が長くなった

□学校でのことを全く話さなくなった

 

気持ちや体調を言葉で上手に表現できないお子さんがおり、大丈夫?と声をかけても、口では「平気」、「大丈夫」
と言う子も少なくないよう。表情や行動が今までと違っていないか、さりげなく観察することが大切です。そして「五月病」かなと思ったら、何気ない会話の中でさり気なく悩みを聞いたりアドバイスをしたりする事が大事だそう。

 

否定することはせずに、「こうしたら?」「こういう考えもあるよ」のようなアドバイスをし、「焦る事はない」「頑張りすぎなくても大丈夫」と優しく語りかけてあげましょう。また外で体を動かしてスキンシップを取ることもいいようです。体力を使って汗を流すことで、ストレスが発散されて気分転換になります。

 

但し、無理強いすることは禁物。話しを聞くにしても体を動かすにしても、子どもが乗り気でないようならそっとしてあげること。その気になった時に、とことん向き合って付き合うことが大事だそうです。

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あなたとお子さんは以下のどのタイプでしょうか?子どもの悩みを聞くときのヒントになるかもしれません。

A) 頼れるしっかりものの「パーフェクトタイプ」

B) 楽しさ抜群!ムードメーカーの「チアフルタイプ」

C) クールな理論派「スペシャリストタイプ」

D) ニッコリ癒し系、人の和を大切にする「スマイリータイプ」

タイプについての詳細はこちらをご覧ください→ 「新年度ストレス こう

 

斯く言う私は中学2年生の男子を持つ者です。日々の息子の成長を見ていると、自立心がどんどん強くなっていることを感じます。そんな息子に対して、頭ごなしに注意したりしてしまうことがあります。子どもの心に寄り添うというのは、頭で考えるほど簡単なことではありません。子どもの成長を見守りつつ、自らも日々新たな発見をしながら成長していければと思っています。

 

以前読んだ本に書かれていた、「親が子に地図を与えることはできない。しかし地図は必ず存在することを伝え、励ますことはできる。そしてそこに記された道筋を、自力で読み解けるよう手助けすることも。」 
そう心がけたいと思います。

 

(執筆:岸)
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NHK Eテレ[ウワサの保護者会] 2016年4月8日

新年度のストレス 子どもの声を聞こう

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