【コラム】「『サス学×インフラ』を学ぶ高校生」

「学べば学ぶほど、自分が何も知らなかった事に気づく、気づけば気づくほどまた学びたくなる」
(アインシュタイン)

 

この春より高校生自らの希望で始まった「サス学」。毎週ゼミ形式で行っています。始めに「この1年を通してどんなことに取り組みたいか」の希望を挙げてもらったところ、様々なテーマが出されました。「AI・ロボット」「ヒト」「経済」「インフラ」「記憶」「倫理」。

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この中から「最初に取り組みたいテーマ」を尋ねたところ、「インフラ」との答え。インフラの範疇で一名は「情報通信系」、もう一名は「交通系」を特に取り組みたいとのこと。

 

授業はもちろんアクティブラーニング形式で行い、テーマのインプットを行っている現在は、自宅で関連情報を調べてワークシートにまとめ、教室でその内容を精査しつつディスカッションやダイアログを行っています。(例えば以下の情報などをテーマ背景にあるものとして共有しつつ、理解を深めています)

 

『21世紀に入って、人やモノ、情報の動くスピードは、様々な技術革新とそれが社会に普及していく速度が上昇する中で20世紀よりもはるかに速いスピードで動いている。電話が5千万台の電話機への接続を達成するには約50年かかり、ラジオが同じ台数普及するには10年かかったというが、アイポッドが5千万人のユーザーを獲得するには5年、スカイプの同様な普及には2年しかかからなかった。』

 

『20世紀までのアナログな世界は変わり、インターネットが世界中に拡がる中でデジタル技術を活用した新しいモノやサービスがどんどん産み出されている。約20年前には、携帯電話を保有していたのは世界人口の3%以下の人たちで、インターネットに接続していたの人たちは1%未満という限られた利便さだった。目まぐるしく変化する世界を体感できる現代では、私たちを含む世界中の多くの人々がグローバル・コミュニケーションやショッピングのシステムにつながっている。』

 

『世界人口は現在約73億人だが、国連は2050年までに97億人に増えるとの最新予測を発表。そして人類の平均年齢が上がっている、すなわち老齢化が進んでおり、こうした人口動態の変化は、社会に様々な課題(労働人口の減少、高齢者介護の増加)を生み出していく。とりわけ日本はこうした課題が既に突きつけられている状態にある。』

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「サス学」を学ぶ高校生たちは、関心を持ったテーマの情報収集と分析を行いながら、社会の急激な変化に目まぐるしさを感じて戸惑いも生まれるようです。

 

しかし、この戸惑いは余計なものではなく、学びの大切な要素になります。戸惑いを創造の源泉に含ませながら、自分の中に含まれた知識を咀嚼して身体の栄養として自己を成長させ、掲げた課題に対する解決の方法を模索する。

 

「2050年のインフラ」というアウトプット創りに取り組む中で、試行錯誤から生まれ出てくる自分なりの思いや考え。これをまとめ、他者に伝わる形への表現も繰り返していきます。こうした学びの繰り返しを通して、未来を生きていく力が養われていくことでしょう。

(執筆者: 岸 和幸)

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