【変わるセンター試験、変わらない「サス学」】

2021年1月から始まる「大学入学共通テスト」について、大学入試センターは12月4日、第1回試行調査の問題を公表しました。国語と数学で記述式問題が導入されたほか、複数の資料を読み解いたり、探究活動を重視する問題が各教科で出され、現在の大学入試センター試験と比べて出題傾向が大きく変わりました。

 

2021年1月といえば、現在の中学3年生の大学入試の年にあたります。つまり、ネクスファに来ているこどもたちは、ほとんど全員が新テストの該当者となります。

 

センター試験から共通テストへの変化について、検討を重ねている中央教育審議会の会長である安西氏(元慶応大学総長)は「入試改革ではなく、教育改革・学びの改革だ」と語っています。

 

背景には、グローバル化や情報化が進み、人工知能(AI)などを活用した技術革新が進んでいること。予測困難な社会を生きる子どもには、自ら問いを立て、対話をしながら問題を解決する力を育てなければならない・・・と中教審は述べています。

私個人としては、この変革を喜ばしく感じています。「サス学」を通じて彼らに伝えたいこと。こどもたちがこの、変化が加速して予測不可能な未来を、自らの価値観と主体性をそなえ、時には他者と協力・協働しながらたくましく生きていく。そんな力を身につけてほしいと思い取り組んできたことと、今回の改革の内容がほぼ同じであるからです。「サス学」のような学びが、公立の学校など、パブリックな場で実践され、より多くのこどもたちが本質的な学びを享受できれば、と思います。

 

小学校でも、2020年度から順次始まる新学習指導要領。目指すのは「主体的・対話的で深い学び」。学んだことを日常生活で生かすため、資料を読み、調べ、話し合い、課題を解決する。そんな学びを実践していくとのことです。

でも、いま小・中学生であるこどもたちはどうなるのでしょうか。果たして・・・間に合うのでしょうか。

 

教育現場からは、実際に共通テスト試行調査を受けた高校生や学校から早くも「今の授業のままでは解けない」との声が上がっているそうです。

ただ、私自身は焦ってはいません。

「サス学」を学んでいるこどもたち。自分たちで資料を読み、フィールドワークやインプットで得た情報を整理し、自ら表現したい課題の解決方法に活かしていく。時には1人で考え、その上で仲間と対話しながら協働して形にしていく。生き生きとサス学に取り組む彼らの姿を見て、大丈夫、彼らは既にちゃんと「主体的・対話的で深い学び」を実践しているという確信があります。

 

今を生きるこどもたちにとって「サス学」が、社会をたくましく生きていく上で必要な力を備えるための一助となるための学びを追究しつつ、上記のような教育の変革にも向き合っていきたいと思います。

(ネクスファ 辻)

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