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【サス学の現場から】2020年1学期のテーマは「プラスチック!」

2020.07.10

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柏市の学童保育・学習塾が一体化した居場所・学び舎「ネクスファ」では、
「サス学」を1学期に1つのテーマを堀り下げて学んでいます。

全15回の授業の中で、インプットとアウトプットのサイクルで学び、最終的に発表会を行います。

小学生の今学期のテーマは「プラスチック」。
7月1日から全国的にレジ袋が有料化したこともあり、プラスチックの社会課題が注目されています。

まずは身の回りにあるプラスチックを探すところから学びがスタートしました。プラスチックが石油から作られていることや、プラスチックの性質などを実験も交えながら学んでいきます。

世界で1年間につくられるプラスチックの量はどれくらいか、みなさんご存知ですか?なんと3億8,000万トン。地球上の約75億人の全体重くらいのプラスチックを、毎年生み出していることになります。一方、スカイツリー7,500個分にあたる、毎年3億トンものプラスチックがごみとして捨てられるそうです。

プラスチックは分解されるまで多くの年数を要します。たとえばペットボトルは分解に450年、釣り糸は600年かかるそうです。そんなプラスチックごみのうち、年間800万トンが海に流れ込み続けていて、2050年には魚の量を上回るという予測もあります。

実際に海で拾ってきたプラスチックごみを観察してみます。波で細かく砕かれた大量のプラスチックのかけら、「マイクロプラスチック」を手に取ってみます。

生徒たちから「日本はリサイクル、ちゃんとしてると思うけど・・・」という意見が出てきます。果たしてそうなのでしょうか?日本のリサイクル率は86%(2017年)。一見高そうに見えますが、よく調べてみると、そのうち半分以上を「サーマルリサイクル」といって、燃やした熱を回収しています。欧米ではこれはリサイクルとはみなしていません。しかも、粉砕して再生成する「マテリアルリサイクル」も、実態は途上国などの海外に数年前まで大量に輸出していました。

そういったことを学んだ上で、アウトプットに入っていきます。

「どうやったらプラスチックのゴミ問題を解決できるのか?」

アイデアを出し合いそれを吟味したり、企業や海外の取り組み事例を調べたりしながら、「ジブンゴト」として考えていきます。

生分解性プラスチック、3R、海洋ゴミを回収する発明・・・世界中で取り組まれている様々な解決策を知り、自分だったら何ができるかを考えていきます。

もとの製品より価値の高いものを生み出す「アップサイクル」という考え方を学ぶにあたり、「レジ袋アーティスト」のメキシコ人にオンラインでインタビューしてみました。実際に活動をしている人の声を直接聞くことで、より実感がわいてきます。

そしていよいよマイプロジェクトに突入!
生徒たちのアウトプットの案は・・・

・海洋ゴミを回収する装置「シービン」についてリサーチし、まとめる
・プラスチック問題を学ぶことができるボードゲームを制作する
・身の回りのプラスチック製品の写真を撮り、スケッチブックにまとめる
・プラスチック問題を訴える「モンスター」を制作する

など、ユニークなものがたくさん出てきました。

いつも生徒に伝えていることですが、「知る」だけでなく、その上で「考える」こと、そして「行動する」こと。そのことで、世の中を、身の回りを、そして自分自身をちょっとでも変える。それが大切なのだと考えています。

生徒がどのようなアウトプットを見せてくれるのか、楽しみです!

発表会は7月19日(日)午後を予定しています。普段は教室に集まり、60~70人の前で発表をするのですが、新型コロナウイルスの影響で、今回はオンラインと教室のハイブリッドでの開催になります。オンラインでの参加をご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください!

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