初夏の風が心地よい日々になりましたね、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
もちろんウクライナ情勢は気になりながら、しかしwithコロナにもなじみ、少しずつ外に目が行くようになってました。ときに、当メルマガをお読みいただいているみなさま(お子様も含めて)、海外在住、あるいは留学の経験をお持ちの方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
私は大学院2年時、環境教育で有名なミシガン大学留学の話が大学に舞い込んできたのですが(当時、環境教育の研究をしていたのが私ひとりでした!)、若気の判断ミスでお断りし…以後50歳過ぎの現在に至るまでタイミングなく過ごしてきました。一昔前ならもう諦めの年齢ですよね。
さて、現在東京都市大学でプロジェクトを担当している、通称「ひらめきプログラム」にて、
『さまざまな分野のつながりと関連を多角的に捉えることを主眼に、グローバルな未来志向・多様で統合的な思考を磨き、「グローバルで未来志向の判断力」「多様な人々と共創する力」「論理的かつ総合的に判断する力」「自ら挑戦とマネジメントをする力」の基盤を身につける。』
■「ひらめき・こと・ もの・ひと」づくりプログラム
というてんこ盛りの科目(ひとづくり科目群)があり、今回そのメインコンテンツに「スウェーデン」をチョイスしてみました。
SDGsのロゴ・アイコンデザインのトロールベック氏(The New Division代表)もスウェーデン出身で、常に世界ランキング3位以内の「SDGs先進国」であるのは理由のひとつですが、なにより、歴史的背景や文化背景などに学びが多いことも要因でした。
スウェーデンのソーシャル・イノベーション気質は2度の国家危機に起因するといわれます。
・危機①:19世紀後半~20世紀初頭、人口の4分の1にあたる約130万人が北米に移住。経済危機と食料不足が原因で国家的危機。そこから暮らしやすい福祉国家の基礎作りが本格開始。
・危機②:1960年代に酸性雨が顕著になり、水の多いスウェーデンでは死活問題に。国境を越えた社会課題に対し、1972年、初のハイレベル政府間会合「国連人間環境会議(ストックホルム会議)」を
開催。世界113ヶ国の代表を集めた。
日本も、東日本大震災という未曽有の災害体験を、Fukushimaを起点にもっとイノベーティブに昇華できないか…そんな思いもありました。
さらに、既知の知識もアップデートしていくと、それはまさに「学びコンテンツの宝箱」でした。
(文章量が膨大になるので、手描きで味わいのある私のメモを添付します…苦笑)
そんな折、タイミングよくというか、長男が「スウェーデンに留学したい」と。
いわゆる「フォルケ」です。
■フォルケホイスコーレ(Wikipedia)
留学に関しても諸々調べ、授業コンテンツの深掘りが進むうちにムラムラが抑えられなくなりました。
時は現代、「人生100歳時代」!
「60歳過ぎてからの留学先駆者」に俺はなる!!(笑)
ミドル層以上のメルマガ読者のみなさまも、いざご一緒に。
「サス学」オーガナイザー 杉浦正吾