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教育対談~「サス学」の魅力を知る4人が語る

2020.08.06

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私教育新聞(2020年7月・8月合併号)に、「サス学」ついて語る教育対談が掲載されました。
サス学クラウドサービスSGXの開発担当者である堀洋一氏と、早くも「サス学」導入の効果を感じ始めている3人の塾代表に、その可能性を語り合っていただきました。


  • ジェイシー教育研究所
    企画営業部・SGX開発担当者
    堀 洋一氏

  • 一歩塾
    (東京都立川市)
    大南 和宏代表

  • 進学塾SOCRA & jr.
    (埼玉県熊谷市他)
    原田 勲代表

  • 次世代型学習塾エスファシル
    (群馬県高崎市)
    廣瀬 智博代表

以下、記事一部抜粋。

どのようなきっかけで「サス学」導入を決めたのですか。

大南
一昨年、教育ITソリューションを見学に行き「サス学」の存在を知り、その後、「SGX」が本格的に展開を始めたのを機に導入しました。一歩塾をスタートして10年たちますが、それ以前は上場企業で採用担当を務めた経験があり、学力を上げること以上に、社会で活躍できる子どもを育てることに注力してきました。学校の授業は板書して終わり、考えるというプロセスがありません。しかし世の中に出れば、明確な解決策がない問題にも取り組まなければならなくなる。その時に必要とされるのは想像力や思考力です。子どもたちに、もっと自ら考える力をつけさせたいと思い、「方眼ノート」を用いた思考メソッドを取り入れているのですが、「サス学」は方眼ノートとの相性もいいと感じています。
原田
「SOCRA」は今年30周年の節目を迎えるのですが、不思議とよくできた子どもより、できなかった子どものほうが記憶に残っていて、ふと、その子たちは、何かを得ることができたのだろうかと考えることがあります。できた子と、できなかった子の違いは何かというと、やはり、その子自身のやる気のある・なしだと思うのですが、では、子どものやる気を育てるために何が必要なのか、どういうものを提供していくのがいいのか、いろいろ模索する中で出会ったのが「サス学」です。都内で開催されたワークショップに参加し、すぐに「これだ!」と思い、導入を決めました。
廣瀬
20年ほど塾講師を務めてきて、塾のあり方や役割の変化を感じていて、今年3月に自ら塾を開設しました。「サス学」との出会いは、昨年の2月です。答えのない問題に対応する力、新しい時代に必要な力を身に着けるにはどうしたらいいか、私教育としての塾が何を提供すべきかを考えていく中で探究学習を知り、探究学習を実践している塾のイベントで「サス学」を知りました。子どもたちに、もっと世の中の出来事に関心を持ってほしいという思いもあったので、さまざまな社会問題をテーマに、教科横断型の仕組みができている「サス学」はピッタリだと感じました。

実際に「サス学」を導入してみて、変化を感じることはありますか。

原田
オリジナルの学習ツール「サス学」羅針盤が面白いですよね。「自分ごとにする」というのが「サス学」のビッグキーワードだと思っているのですが、羅針盤を使うことで子供たちが、SDGsを身近なものとして理解し、社会課題を「自分ごと」として考えるようになり、いくつもの答えが導き出される。当塾では幼稚園から小学6年生までが一緒にやっていますが、年齢の開きがあっても問題にはなりません。幼稚園児は親子さんがいっしょに参加していますが、情報のインプットの段階で、それがきちんと知識化されるように、教材の中のプロセスが完成しているのはすごいと思います。
「サス学」は主に小学生を対象にしていますが、中学生や高校生はもちろん、大人も楽しみながら学ぶことができます。SDGsの目標に掲げられているような、地球規模の社会課題の解決に自由な視点で取り組むことができ、教科の枠も、年齢の枠もなく、時には教師と生徒の立場さえ逆転させる。ネットワークにアクセスすれば子どものほうがより幅広く多くの情報を集めることもあり、教師が子どもに教わるような場面も出てくる。それも魅力のひとつです。

新型コロナウイルスの影響は、どのように感じていらっしゃいますか。

大南
3月から本格始動というときに外出自粛になり、オンライン授業に切り替えたのですが、「サス学」とオンライン授業は、予想以上に相性がいい。基本的には一人で調べたり、考えたりしてもらうのですが、自宅にいるので、画面の向こうで親子が対話している様子が垣間見えるんです。中にはお母さんのほうが興味を持っていろいろ調べ始めたりして。5月の連休中に開催した「サス学」のイベントでは、大阪から参加した子どもが「これからもサス学を続けたい」と言って、入塾しました。
廣瀬
それは、ずっとオンラインで受講するということですよね。探究学習はフェイストゥフェイスでやるものという固定観念があったのですが、今はオンライン講義のみの大学もありますし、「サス学」にも大きな可能性を感じますね。

最後に、「サス学」に関心を持たれている方や、導入を考えている方に向けてメッセージをお願いできますか。

廣瀬
「サス学」はそこで学んだことや、疑問に思ったことをほかの人とシェアして、一緒に考えることができます。生徒同士、あるいは先生と生徒で学びをシェアする。さらに、導入した塾、サス学に関わる人同士で考え方をシェアし、学び合う。これは、他にはない仕組みで、他の講師の実施例なども参考にできます。いつからでも始められるので、一緒に始めましょう。
原田
「SGX」の中にあるコミュニティの存在は大きいですね。ただ情報共有するだけでなく、先に「サス学」に取り組み始めた人が、自ら学んだ知識や経験を後進に伝え、教える場になっています。もちろん、一方的に教えるわけではなく、疑問に感じていることなどを話し合い、互いに学び合う場です。自ら課題を見つけて、その問題を解決する能力というのはこれからの時代に欠かせない大事な資質です。それを子どもたちに教えたいけれどいい方法が見つからない、という指導者にとって、「サス学」ほど有効な教材はないと思います。
大南
時代の変化の中で、学校も塾も、大きな転換期を迎えています。塾としては、受験対策に特化するという方向もありますが、教育の現場ではもっと違う「何か」が求められており、それを提供していくのも塾の役割です。そして、その「何か」とは、まさに「サス学」です。変わっていく未来の教育に、必要不可欠なものといってもいいと思います。
一方的に教材を提供するのではなく、私も「サス学」講師の一人として皆さんとともに学び、「サス学」の可能性を広げていきたいと考えています。未来を担う子供たちのために、ともに「サス学」を広めていきましょう。

「私教育新聞」についてはWebサイトをご覧ください。

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