温暖化や絶滅危惧種、戦争などの地球の課題をテーマにしたゲームを作る!というのが今回のミッション。
このテーマ学習は4年前にも行い、1つのゲームを作りました。アイテムカードを使って、様々な課題の解決案をプレゼンしあうという内容。資金をクラウドファンディングで募り、デザイナーとも協働して制作しました。
今回、サス学を受講するこどもたちに2つの方向性を投げかけました。
・以前のゲームをバージョンアップする?
・全く新しいゲームをつくる?
すると満場一致で、新しいゲームをつくることに!
まず、ヒットするゲームの条件を学び、身近にあるゲームを分析するところからスタートしました。さらに週末にボードゲームカフェに繰り出し、実際にゲームを体験してみました。
次に、ゲームのアイデアを出していきます。自由にできるだけたくさん出し、その上でおもしろさを残しつつ、実現性のある企画をつくっていきます。
企画を進めるとどんどん盛り上がり、最終的に9種類ものゲームを作ることに!数人の制作チームを組む子もいれば、1人でやる!と意気込む子もいます。そもそも3学期は日程も短く、間に合うのだろうか?
こどもたちは、授業の時間に限らず、どんどんつくる。試しにやってみて、つくり直す。時に悩みながらも、そのプロセスを楽しんでいました。設定も、キャラクターデザインも、説明書も自分たちで進めます。
発表会当日。午後から保護者を招いての発表ですが、こどもたちは朝早くからやってきて、ぎりぎりまで作業を進めます。よりいいものをつくる。細部にこだわる。それはまさに「自ら試行錯誤して学ぶ」姿です。
そして発表会。最初に各チームからゲームの紹介を。自分たちでこだわって作ったものだからか、たくさんの大人の前でも堂々といい表情で発表していました。
ゲーム実演会に移ると、会場は熱気に包まれます。保護者や中学生を相手に、ルールをわかりやすく伝える制作チームのこどもたち。実際にやってみて、アドバイスを受けてその場でルールを変えてみる。ブラッシュアップしながら、みんなでゲームをよりよいものにしていく。1時間半があっという間に過ぎていきました。
保護者のみなさんからも嬉しいコメントをたくさんいただきました。
「想像していたより、全然楽しめました!」
「こどもたちの発想がびっくりするくらい豊かでした。」
「自分で作ったゲーム、熱量高めでしたね!」
「チーム内で皆が深く関わっている感が感じられました」
「ゲーム自体も面白かったですが、ゲームを作る段階のこどもたちの様子を想像するとニヤニヤしちゃいます。」
「楽しく学べて、みんなで考えて、楽しい時間を共有できた」
「プレゼンのしかたでゲームに参加したくなるように工夫していて面白かった」
せっかく作ったゲーム。商品化できたらいいね!ということで、コンペ形式で来場者のみなさんに投票してもらいました。今回誕生した、9種類の新たなサステナブル・ゲーム。このテーマ学習は3月で終了ですが、ゲーム制作のプロジェクトはこれからも続きます。製品化の折には、ぜひお手にとってみて下さいね!